ラディッシュでは「良店宣言」という理念のもと、お客様に本当に安心・安全で、心から美味しいと言っていただける食をお届けするため、食材や調味料の一つひとつにこだわっています。今回は、当社のこだわりを支えてくださる大切な取引先・株式会社セイアグリーシステム(富山県)の「セイアグリー健康卵」にフォーカス。ラディッシュの食材への想いや、両社が長年紡いできた深い絆についてセイアグリーシステムの伊勢様にもお話を伺いました。
昭和32年に富山県で創業し、自然豊かな能登(石川県)で養鶏を行うセイアグリーシステム。同社には「健康な親鳥が健康な卵を産む」という確固たるフィロソフィがあります。看板商品である「セイアグリー健康卵」は、創業以来一貫してサルモネラ菌フリーの実績を継続しており、これこそが安心安全で「ごまかしのない卵」である何よりの証明です。
「卵は一つの命であり、養鶏は化学ではなく命を扱うもの」と伊勢様は語ります。養鶏業を「ホテル業」に例え、いかに稼働率を上げて満室状態(高密度)を作れるかを競うような効率重視の体制では、本当の安心安全は作れないと指摘します。また、世間では「平飼い=良いもの」というイメージが先行しがちですが、実際には鶏にプレッシャーがかかったり、本能による闘争からストレスが生じたりすることもあるため、誤解もあるそうです。鶏の生態にどこまでも真摯に向き合う姿勢が、その高い品質を支えています。

同社が誇る安心安全の裏側には、独自に構築された厳格な「健康管理システム」が存在します。このシステムは、主に以下の4つの柱から成り立っています。
安心安全で良い原料(飼料)を用いること
15カ月に1度、鶏舎を完全に空っぽにして、徹底的な清掃・消毒を行い清潔に保つこと
公式採卵世界記録365卵鶏を作り出した、卓越した鶏の育種技術
食品添加物や薬品は、たとえ微量であっても生き物の体に入れてはならないという経営者の良心
抗生物質などの薬品に頼るのではなく、徹底した環境管理と経営者の「良心」によって鶏自体の健康を守り抜く。この仕組みこそが、ノンサルモネラという奇跡的な実績の基盤となっています。
ラディッシュと同社との出会いは、今から35年ほど前に遡ります。きっかけは、セイアグリーシステムの先代社長(創業者であり伊勢様のお父様)と、ラディッシュの先代社長・佐藤龍三郎が、ある勉強会で出会ったことでした。当時、「大量生産によって食べ物の価値が下がっていく」ことを懸念していた両者は、その強い危機感と想いが一致し、またたく間に意気投合したそう。
当時から「本物の食品」を探し求めていた佐藤龍三郎の情熱が、富山と宮崎という遠く離れた地を結びつけたのです。ある意味で経済合理性が優先されがちな養鶏大国である宮崎において、あえて能登産の「セイアグリー健康卵」を取り扱い、使い続けていることには、今なお非常に深い意義があります。

伊勢様から見て、ラディッシュは「昔ながらの正しい、偽りのない製法で調理する会社」として映っているそうです。店頭に並ぶ商品を見れば、ラディッシュがどれほどこだわりのあるお店・会社であるかは一目で分かると仰います。「少量であっても、良いものをやる・作る」という姿勢に、脈々と受け継がれる“ラディッシュらしさ”を感じる、ともお話ししてくださいました。
また、「『セイアグリー健康卵』という長いネーミングであるにもかかわらず、これを使用したスイーツなどのすべての商品において、POPに名前を記載してくれる配慮や気遣いが本当にありがたい」と感謝の言葉をいただきました。
現在のラディッシュを率いる佐藤社長に対し、伊勢様は「食品づくりに対する並々ならぬ情熱を感じる。そして、先代社長から『良心』をしっかりと継承されている」と語られます。
先代同士が不変の志で結んだ絆は、今も次の世代へと大切に継承されています。取引先様との強固な信頼関係、引用する食材への「ごまかしのない誠実さ」こそが、ラディッシュの「良店宣言」の根幹です。私たちはこれからも、この絆と良心を胸に、本物の美味しさをお届けし続けます。